前回に続き、就職関係の話題です。本学フランス語学科の学生さんは卒業後どのようなお仕事をされているのでしょうか。過去10年分の就職先を集計しました。
業種TOP3は以下の通りです。
1. 製造業、小売業
2. 金融、保険業
3. 生活関連サービス業
「フランス語学科」は、他の学部学科に比べ特殊にみられ、しばしば学生さんの親御さんから就職が心配との声が届きますが、一般的な文系学生と同様の職に就かれていることがわかります。むしろポジティブな面もあり、前回話題にした就職率（これは学生さんの努力/魅力の結果）に加え、「フランス語」は就職活動で話題のきっかけになることもあるようです。面接で採用担当者の方に「私、第二外国語はフランス語でしたよ」と言われたと学生さんから聞いたこともあります。
「2. 金融、保険業」の代表は銀行で、特に福岡、佐賀、宮崎等、地元九州の銀行が多いようです。「3. 生活関連サービス業」では旅行会社が圧倒的で、外国に関する知識が活用されています。ただし、コロナ禍により、2020年度以降、旅行会社を含め、航空会社、ホテル業といった外国語を活用できる職につく方は10分の1に減ってしまいました...
これから、もう少しデータを観察し、色々ご紹介していきます。